医療機器

ネブライザ（喘息用吸入器）のメーカであるドイツのPari GmbHは、レーザドップラ振動計を使用することにより、ネブライザの品質管理を行っています。ネブライザの薬液は、ピエゾ素子によって発生した超音波によってメッシュの穴を通して噴霧されます。

ポリテックのレーザ振動計は、製品の開発段階でメッシュの振動挙動を測定できるため、一貫した設計と機能の最適化を可能にしました。

また、Pari GmbHはポリテックと共同で生産ラインでの非接触 品質検査のための半自動の計測ステーションを開発しました。ポリテックのレーザドップラ振動計が非接触でメッシュの動きを測定し、ポリテックの生産テスト用ソフトウェアは、測定した振動計のデータを製造プロセス中に保存・分析し、インラインテストやエンドオブラインテストでの信頼性の高い合否判定を可能にします。これらのソリューションを使って、不良品を効率的に排除できたばかりか、生産工程における生産精度が向上したため、不良品発生率を下げることができるようになりました。