回転体の振動の可視化

光学ディロテータPSV-A-440は、スキャニング振動計 PSV を使用して、回転部品の非接触振動測定を可能にします。 最大24,000 RPMの動作条件下で、家電製品や自動車等のタービンやファンなどの回転体のダイナミクスを可視化します。

特長

  • 実稼働時の測定による正確なデータの取得
  • 回転時のダイナミクスやたわみ形状を測定
  • ランナップとランダウンの測定により、測定器がなくても簡単にオーダー分析ができる
  • テレメーター(遠隔計測装置)による測定が不要
  •     すべての PSV-500* および PSV-400 スキャニング振動計に対応
        *) PSV-500 Xtra スキャニングヘッドを除く

一般的なエンコーダ信号との同期が容易

研究開発におけるダイナミクスと音響の最適化

光学ディロテータPSV-A-440は、スキャニング振動計 PSV、シングルポイント振動計(スキャニング振動計PSVに参照用振動データを提供)、エンコーダ入力付き回転ユニット、制御ユニット、角度および高さが調整可能なベースフレームから構成されているシステムです。

実際には、光学ディロテータが回転する物体の回転速度に合わせてスキャニング振動計のレーザを同期させ追従させることにより、スキャニングドップラ振動計にとっては 回転体が静止して見える状態下で、スキャニング測定を実行します。結果、光学ディロテータPSV-A-440による計測結果は、PSVの測定データとして収集されるため、つまり回転体の振動を可視化することが可能になります。

高RPMでの硬化効果による実際のたわみ形状や共振周波数が測定でき、FEモデルの検証プロセスに役立ちます。

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