実験モード解析の簡素化
RotoVib は、ポリテックの最先端の光学式 3D スキャニング レーザドップラ振動計を使った自動モード解析システムです。設定は簡単で、ポリテックのスキャニング振動計のワークフローにシームレスに統合できます。試験サンプルの位置決めを自動で行うため、手作業による位置決めの手間が省けます。RotoVib は、360° の総合的な振動測定を、片側からの測定と同じように簡単に行えます。
概要
- RotoVib automated modal test station
- Integrates into the CAE workflow
- Creates full-body 3D vibration data set
- Small footprint for lab use
- Accepts part up to 50 kg (110 lb)
- Interfaces with PSV software
- Ready to use – no installation
モーダルテストの自動化
設置面積が小さく、すべてのコンポーネントを個別に配置できるため、50 kg までの小型 / 中型 DUT をラボで測定できます。RotoVib は、スキャニング振動計の測定結果を、CAE から取得した試験ジオメトリを使用したソフトウェア定義試験に変換し、完成したモーダルデータセットと、必要に応じて更新された試験サンプルのジオメトリを返します。ブレッドボード スタイルのスチール製ベースプレートは、自動モーダルハンマーや慣性加振器など、試験サンプルや各装置を安全に設置できます。
RotoVib を使用することで、テストエンジニアや技術者は、従来のロボットシステムのように特別な安全要件を満たすことなく、最高の空間分解能で自動モーダルテストを実施できます。この製品は、制御ユニットやギアボックスのハウジングなど、小型の試験対象物に特に適しており、音響最適化のための効率的なソリューションを提供します。
関連製品
スキャニング振動計 PSV QTec 3D
QTec 3D スキャニング振動計は、ラインナップ史上最高の光学感度により、3D スキャニングレーザドップラ振動計を次のレベルへ進化させます。特許取得済みの革新的な QTec テクノロジーでは、赤外線 （SWIR） レーザをベースにしたマルチパス干渉計を採用し、DCから25 MHzまでのあらゆる表面で高精度な計測を実現しています。PSV QTec は、特に暗い場所や生物、回転、移動する物体などの試験時間を大幅に短縮し、NVH、音響、構造ダイナミクス、超音波、FEM バリデーション、NDT において、実稼働振動形状や固有振動モードを決定することができます。
PSVソフトウェア
PSV ソフトウェア は、ポリテックのスキャニング型レーザドップラ振動計の中核となるソフトウェアです。この包括的なソフトウェア パッケージでは、すべての PSV スキャニング振動計、顕微鏡型レーザドップラ振動計の MSA マイクロシステム アナライザ シリーズ、および非接触振動測定が自動化された RoboVib® で収集された振動測定データを、高速かつシンプルに収集、表示、編集できます。
全自動非接触振動測定システム RoboVib®
RoboVib® は、3D スキャニングレーザドップラ振動計と産業用ロボットを組み合わせた自動テストステーションです。実験モード解析では、試験時間と費用を大幅に削減し、市場投入までの時間を短縮できます。例えば、車体の 360° の総合的な試験を、従来の試験セットアップでは数週間かかっていた測定を、わずか 1 〜 2 日、または一晩で実施できます。